ダイエットといえば、食べない食事制限、糖質を制限するなど食事制限をして体重を落とす、という方も多いのではないでしょうか。
実はこのようなダイエットには、口臭が強くするリスクが潜んでいます。
体重が落ちてスリムになったのに、お口がクサくてどうしよう・・・、と新たな悩みが出来てしまうことにもなりかねません。
そこで、今回は、ダイエットと口臭の関係性、原因、対策についてご紹介していきます!
ダイエットと口臭の関係!ダイエットが口臭に与える影響!
Contents
1、空腹状態は口臭を強くする!
ダイエット中は、食べる回数を少なくしたり空腹状態が長く続きます。
空腹時には、唾液の分泌量が減りお口の中がカラカラになります。
唾液には、口の中にいる細菌や汚れを流す作用がありますが、その唾液が少なくなると口腔内が乾燥し口の中にいる細菌が増殖していきます。
このときに、口内の清掃状態が悪く、食べかすが残っていたりすると、細菌が食べかすを分解し揮発性の硫化化合物を産生し嫌なニオイを発生させてしまいます。
2、お口の中の磨き残し!
ダイエット中でなくてもお口の中に磨き残しがあると口内の細菌が、食べかすを分解しニオイを発生させます。
ダイエット中では、口の中が乾燥しやすくなるため細菌が増殖しやすい状態です。
さらに、口臭が発生しやすい状態になります。
3、基礎代謝の低下!
食事制限によるダイエットでは、体が栄養不足の状態になり基礎代謝が低下してしまいます。
食べないダイエットがリバウンドしやすいのも基礎代謝を低下させてしまうのが原因です。
実は、基礎代謝の低下は口臭にも関係してきます。
基礎代謝が低下すると、ニオイの元となる脂肪酸が十分に燃やされなくなり、アンモニア臭を発生させてしまいます。
4、空腹状態が続くと膵液を分解し臭いを発生!
胃に消化するものがない状態が続くと、消化液の膵液を分解するようになります。
膵液が分解されるとニオイのもととなるガスが発生します。
このガスが血液にまざって肺まで運ばれ、呼気と一緒に排出されるため、口臭の原因になります。
5、ケトン臭を発生
長い期間食べないダイエットをしていると、体は飢餓状態と同じ状態になります。
飢餓状態では、糖質ではなくタンパク質や脂質が分解され、ケトン体となります。
ケトン体は、血液にまじり呼気や尿とともに排出されます。
体外に排出されたケトン体はケトン臭といわれ、甘酸っぱい臭いを発生します。
尿から甘酸っぱい臭いがするなどの症状がみられたら、要注意です。
ダイエット方法を見直したほうがいいでしょう。
糖質制限ダイエットは口臭をきつくする!?
先ほどケトン体が多くなると口臭がきつくなると説明しましたが、糖質制限ダイエットもケトン体が多くなりやすいダイエットになります。
人間の体は、糖質・タンパク・脂質をエネルギー源としています。
糖質制限ダイエットではエネルギーとして必要な糖質の摂取を制限します。
エネルギーとして必要な糖質が無くなると、体は脂肪酸を分解してケトン体を作り出しエネルギーとします。
呼気や尿を通し体外に排出されたケトン体は、ケトン臭といわれイヤな臭いを発生します。
このようにケトン体が多く作りだされると、口臭の原因となります。
ダイエット中の口臭対策!
1、厳しい食事制限によるダイエットはやめる!
食事を食べないダイエットは体にもよくありませんし、口臭をきつくする原因にもなります。
バランスのとれた食生活を心がけ、運動と組み合わせてダイエットに取り組むようにしましょう。
2、こまめな水分補給!
空腹時には唾液の分泌が少なくなります。
こまめな水分補給をし、お口に潤いを与えてあげましょう。
また、カフェインの多い飲み物は唾液の分泌を減少させることもあるため、水やノンカフェインの飲み物がオススメです。
水分を多く摂ることは、臭いの元となるケトン体を体の外に排出するのにも有効です。
3、筋肉をつけて基礎代謝をアップ!
基礎代謝が低下することも口臭をきつくする原因のひとつです。
筋肉をつけ、基礎代謝をアップしてアンモニア臭の発生を抑えましょう。
4、口腔内を清潔にする!
虫歯や歯周病があると口腔内の細菌数が多く口臭の原因となります。
ダイエット中は唾液の量が減るので、さらに口臭を発生しやすくなります。
虫歯や歯周病がある人はしっかりと治療をしておくこと、そして、細菌のエサになる食べカスや汚れをキレイにお掃除することが大切です。
食後と就寝前の歯磨きは習慣づけて口腔内を清潔に保つことで口臭を予防しましょう!
食事制限でのダイエットはイヤな口臭の原因となることがあります。
ダイエットをされている方は、口臭がキツくなっていないかどうかにも気をつけてくださいね!