お酒を飲む人は、二日酔いになったとき、歯磨きがしんどいと感じたことがあるのではないでしょうか?
アルコールを摂取することと、歯磨きにはどんな関係があるのか、一つずつ見ていきましょう。
二日酔いと歯の健康の関係!
Contents
虫歯のリスクが上がる!
お酒の飲み過ぎは虫歯になってしまうリスクが上がります。
アルコールを過剰に摂取すると、喉の渇きにつながります。
口の中の唾液の水分が減少し、衛生状態が悪くなって虫歯菌が増えてしまい、虫歯になるリスクが増えてしますのです。
また、お酒を飲んで二日酔いになった朝は、歯磨きがつらく感じられるものです。
頭痛や吐き気と闘いながら歯をブラッシングしていると、途中でやめて寝込んでしまいたくなることもあるでしょう。
飲酒後の睡眠中は特に口の中の細菌が増えて虫歯になりやすい状態になっているため、朝の歯磨きを省略すると虫歯になるリスクが上がってしまいます。
お酒の飲み過ぎた後は、しっかりと水分を取り、丁寧な歯磨きを心がけ他方がよい良いといえます。
口臭につながる!
飲酒は虫歯のリスクが増えるだけではなく、口臭が出て人に迷惑がかかってしまう可能性もあります。
お酒を飲むと肝臓の機能が低下し、アルコールを分解できなくなります。
そのため、お酒のにおいがする息が出るようになります。
こうしたニオイは、自分ではなかなか気づくことができません。
知らず知らずのうちに他人に不快な思いをさせていることがあり、せっかくのあなたの魅力が台無しになってしまいます。
他にも、アルコールを排出しようとして低血糖になったり、アルコールにより血管が広がると、神経を圧迫して頭痛が起きることもあります。
飲酒が虫歯につながる負スパイラル・・・!
虫歯の予防には毎日の歯磨きが大切です。
しかし、朝起きた時、意識がはっきりしない二日酔いの状態で歯磨きをすると、きれいに歯を磨ききるのは困難です。
歯の虫歯につながる最もダメな飲酒パターンは、
①お酒を飲んだあと、歯磨きが面倒になって磨かないまま寝てしまう。
②翌朝二日酔いで、また歯磨きがおっくうになって省略する。
というパターンです。
お酒を飲んで帰りが遅くなり、歯磨きが面倒で早く寝たいと感じることは多々あります。
ところが、一度虫歯になってしまった歯は治療しても完全には治りません。
さらに虫歯の状態が悪くなれば治療を繰り返して、最後は抜歯することになります。
どれだけ丁寧な歯磨きをしていても、磨き残しがあれば歯の状態は悪くなります。
さらに、「二日酔いだから」と歯磨きを怠る習慣がついてしまうと、虫歯になるリスクが一気に上がってしまいます。
虫歯のリスクを避けるためにも、お酒を飲む量は適量にして、飲酒後はきちんと丁寧に歯を磨き、口の中の細菌の増殖、口臭を予防しましょう。
歯磨きと飲酒の関係!
お口に爽快感を与える!
二日酔いの状態で歯を磨くのはつらいものですが、きちんと歯を磨くことができれば、お口の中に爽快感が広がって気分がスッキリとします。
二日酔いでしんどい朝でも、お口がスッキリすると少しずつ気分が乗ってきます。
辛い時にこそ丁寧に歯を磨きましょう!
無駄な心配を減らす!
お酒を大量に飲んで口の中が乾いていると、細菌が増えて虫歯になりやすくなります。
歯磨きを「面倒だ」とサボってしまうと、「虫歯になってしまうかも…」と不安な気持ちになってしまいます。
丁寧な歯磨きを心がけて虫歯菌の発生・進行を予防し、余計な不安から解放されましょう!
アルコールは適量だと気分が楽しくなっていい側面があります。
しかし、二日酔いを引き起こしてしまうほどお酒を飲むのは、歯の健康を維持する点から見るとよいとはいえません。
飲酒とお口の関係で特にわかりやすいのは口臭ですが、気になるにおいだけでなく、虫歯、歯周病になるリスクがあるなど、悪影響は多々あります。
他にも、酸性のアルコールを摂取し続けると、歯のエナメル質を溶かしてしまうこともあります。
二日酔いになりやすい人は、お酒が歯に及ぼす影響をよく理解して、歯磨きによる歯周病、虫歯の予防を強化した方がよいでしょう。
また、二日酔いが原因の頭痛、吐き気などと無縁の生活を送ることができれば、体だけでなく歯の健康維持にもつながります。
お酒を飲んだ時にこそ、お口の健康に気をつけましょう!