歯周病*を予防するためには、食生活を見直すとともに、歯周病の原因となるプラークを除去することが重要です。
毎日のブラッシングだけでプラークを完璧に除去することはできません。
丁寧に歯磨きしているつもりでも、長年の磨き癖などで磨き残しができてしまいます。
一般的には、奥歯や歯並びの悪い箇所にはプラークが残りやすいと言われています。
今回は歯周病予防に適した歯磨き、歯ブラシ、歯磨き粉について紹介したいと思います。
*本記事内にある“歯周病”とは、歯肉炎や歯周炎、歯槽膿漏の総称です。
歯周病の予防方法!
Contents
歯周病を予防するためには、食生活を見直すとともに、しっかりとした歯のメンテナンスが必要となります。
→参考記事:『歯周病の原因はコレ!?〇〇してる人 歯茎死にます。』
歯周病の再発を防ぐためには、歯のメンテナンスが欠かせません。
歯周病の治療が終わると歯周病菌が減少して、健康な口腔内環境が得られるようになります。
歯のメンテナンスを受けずにいると歯周病菌が増加して、歯周病が再発しやすい状態になります。
歯の治療が終わると歯科医院に通わなくなる方もいます。
しかし、歯周病を再発させないためには、面倒でも歯科医院でご自身の口腔内に適したメンテナンスの指導受ける必要があります。
少なくとも1年に1度は医師の診察を受けて歯周病予防をしていきましょう。
歯周病を予防する!正しい歯磨き方法!
日本には歯磨き習慣が浸透していますが、正しい磨き方をしている人が少ないようです。
歯周病菌が発生する大きな原因は、磨き残しによる歯石や歯垢の塊です。
これらを取り除くだけでも、歯周病菌を抑制することができます。
特に寝る前のブラッシングは1日のうちで最も重要ですから、丁寧に歯を磨くことを心がけましょう。
歯ブラシの毛がたわまないように軽く歯に当てて、細かく動かして磨くのが正しいブラッシング方法です。
歯磨きは、歯の隙間、根元部分、裏側を意識して、ゆっくり磨くのが効果的な方法です。
歯の隙間までケアする!デンタルフロス・歯間ブラシ!
1日3回、歯を磨けば大丈夫だと思っている、あなた。
実はそれだけでは不十分だということをご存知でしょうか。
どれだけ丁寧に歯磨きをしても、1割ほどは磨き残しがあると言われています。
効果的な歯磨き粉と共にデンタルリンスや歯間ブラシも積極的に取り入れ、口内の状態をきれいに保ちましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、歯間まで磨くことができます。
日頃から口腔内のケアでスッキリとし口腔環境を目指しましょう。。
歯磨き粉でできる歯周病予防!
医薬部外品の歯磨き粉を使うことで、歯周病や虫歯を予防することができます。
歯磨き粉に含まれる成分には、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を抑える効果のあるものがあります。
歯磨き粉で歯を磨くことによって、歯を健康に保つことができるのです。
歯周病は、食習慣や喫煙習慣といった生活習慣の乱れが原因となって発生することが多々あります。
そのため、どんなに効果的な歯磨き粉や薬を使用しても、歯周病の原因が取り除かれない限り、歯周病予防の効果も意味を成しません。
歯周病予防をお考えの方は、歯磨き粉だけに頼らず、日頃の生活習慣も見直していきましょう!
歯磨き粉で歯周病の”治療”はできるのか?
化粧品・医薬部外品の歯磨き粉では歯周病を“治療”することはできません。
特に一定以上進行してしまった歯周病は、一時的に症状が落ち着いたとしてもすぐに再発してしまいます。
市販の歯磨き粉(医薬部外品)でできる効果は、あくまでも歯周病を予防することです。
歯周病の進行が進んだ場合は、すぐに歯科医に相談しましょう。
歯周病予防のためのオススメの歯磨き粉!
歯茎から血が出るとか、口臭が気になる、口の中が粘つく、など不快な症状をもたらす歯周病を早く対処したいですよね。
歯磨き粉にも、殺菌成分や抗炎症成分など商品ごとに特徴も異なり、一体どの歯磨き粉が自分に合っているのか探すだけでも大変です。
そこで、次に歯周病予防にオススメの歯磨き粉を紹介していきます。
コンクール ジェルコートF(医薬部外品)
コンクール ジェルコートFは、発泡剤が配合されていないため、磨き具合を鏡でしっかりと確認することができるジェルタイプの歯磨き粉です。
研磨剤も無配合なので、歯を傷めることがなく、入念なブラッシングがしやすいことが特徴です。
【効果】
・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
・歯肉炎の予防
・虫歯の発生および進行の予防
・口臭の防止。
リペリオ(医薬部外品)
ウエルテック コンクールは、歯茎のトラブルに特化した歯磨き剤です。
血行促進により、歯茎の組織の修復を促します。
また、塩化ナトリウムが歯茎を引き締めます。
歯周病の初期段階である歯茎の腫れや歯茎下がりをきっかけに、歯周病の症状を意識することがあります。
歯周病の症状が軽い方や、歯周病予防したい方におすすめです。
【効果】
・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
・歯肉炎の予防
・虫歯の予防
・口臭の防止
・口中を爽快にする
佐藤製薬 アセス(第3類医薬品)
歯周病の方におすすめの医薬品歯磨き粉です。
炎症や出血、口腔内の粘つきなど歯周病の諸症状を緩和します。
抗炎症成分を配合しており、歯茎の炎症を抑える効果を持っているのが特徴です。
またカミツレ・ラタニア・ミルラと呼ばれる天然ハーブを配合しています。
抗炎症や抗菌作用があり、歯茎の腫れ、発赤、化膿などの症状を緩和します。
研磨剤を含んでいないため、象牙質が露出している方でも使用ができます。
歯周病の症状が現れている方や、口臭が気になる方にもオススメです。
【効果】
・歯肉炎の諸症状*の緩和
・歯槽膿漏の諸症状*の緩和
*諸症状=出血・はれ・口臭・発赤・口のねばり・歯ぐきのむずがゆさ・歯ぐきからのうみ等
GUM デンタルペースト ソルティミント スタンディング(医薬部外品)
テレビでのCMでもおなじみの、GUM デンタルペースト ソルティミント スタンディングです。
塩化ナトリウムにより歯茎が引き締めます。
また、塩の収れん作用とミントの爽快感で、口内のすっきり感を得られるのか特徴です。
含まれる薬用成分が歯周病菌を殺菌し、歯周病だけでなく、口臭 も予防するができます。
歯周病予防の方や口臭の気になる方にオススメの歯磨き粉です。
(研磨剤が含まレているため、すでに歯周病の兆候があるという方は、使用を控えておきましょう。)
薬剤が口の中に広がりやすいよう、分散性が高くなっているのも紺商品の特徴です。
有効成分が歯と歯茎の間にまで浸透しやすいのも商品の魅力です。
【効果】
・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
・歯肉炎の予防
・口臭の防止
歯周病対策は歯磨き、歯磨き粉で、1日3回歯磨きをするだけでは補えない部分もあります。
歯周病を予防するには専門家による歯のメンテナンスも重要です。
最低1年に1回は歯科に通院して歯垢、プラークを綺麗にしてもらいましょう。
また、歯周病予防のための歯磨き粉を使うことで、より効果的に歯周病を予防することができます。
予防に努め歯周病にならないようにしっかりと歯周病予防をしてくださいね!