長年使っている差し歯が、年月とともに黄色く変色し、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
保険適用内の差し歯は、一般的に3年ほどで黄色く変色し始めるといわれています。
そこで今回は、差し歯が変色してお悩みの方の「ホワイトニングで差し歯が白くなるのか?」という疑問にお答えします。
変色してしまった差し歯を白く方法をご覧ください!
黄色くなった差し歯はホワイトニングで白くなるのか!?
Contents
差し歯が黄色くなる理由は”素材”にあった!?
差し歯には主に、セラミックと硬質レジンの2種類の素材があります。
保険適用外であるセラミックに対して、保険適用内である硬質レジンは、年月が経つと徐々に黄色く変色してしまうのが特徴です。
セラミック素材 : 変色しない。 保険適用外のため、値段は高め。
硬質レジン : 年月とともに徐々に黄色く変色する。 保険適用内のためお手頃な価格。
硬質レジンを素材とした差し歯が、年月とともに黄色く変色してしまうのには理由があります。
硬質レジンで作られ差し歯の表面には、目に見えないほど小さな穴ができます。
黄ばみは歯の表面に着くだけではなく、この穴の隙間にまで入り込み、結果、差し歯全体が黄色く見えてしまうのです。
一般的に、硬質レジンの寿命は、7年程度だといわれています。
一方で、差し歯の変色は3年程度で始まります。
ご自身の差し歯が硬質レジンを素材としている場合、念のため、変色がないか確認してみてくださいね!
ホワイトニングで白くなるのか?
それでは変色した差し歯は、ホワイトニングを行うことで、元の白い状態に戻るのでしょうか?
結論からお伝えすると、黄色く変色した差し歯は、ホワイトニングで白くすることは出来ません。
そこには、ホワイトニングで歯が白くなるメカニズムが関係しています。
一般的に、歯の汚れは、歯の外部の汚れと歯の内部の汚れの2つがあります。
歯の外部の汚れは歯磨きをすることで落とすことができますが、歯の内部の汚れは普通のブラッシングだけではなかなか綺麗にすることが出来ません。
しかし、ホワイトニングはこうした歯の内部の汚れを綺麗にし、歯を白くすることができます。
歯の表面に塗られたホワイトニングジェルは、歯の内部に少しずつ染み込みます。
ホワイトニングジェルは、過酸化水素を主な成分としているため、歯の内部に浸透することで、歯内部の汚れを分解し、歯を白くしてくれるのです。
以上が歯が白くなるメカニズムですが、ホワイトニングに含まれる成分は、人が本来持つ歯のエナメル質に効果がある成分のため、硬質レジンから作られた差し歯には効果を発揮しません。
→『【歯医者】オフィスホワイトニングで歯が白くなるメカニズム!』
差し歯が黄色く変色している状態でホワイトニングを行うと、差し歯の色は変わらずに周囲の歯が白くなってしまいます。
差し歯が変色している場合は、ホワイトニング後に差し歯の色と白くしましょう!
→『オススメのホワイトニング歯医者!人気3社の値段と特徴を徹底比較!』
フッ素・研磨剤入りの歯磨き粉で差し歯は白くなるのか?
ホワイトニングでは、黄色く変色した歯を白くすることが出来ませんが、フッ素入り・研磨剤入りの歯磨き粉ではどうなのでしょうか?
残念ながら、フッ素入り・研磨剤入りの歯磨き粉を使っても差し歯を白くすることは出来ません。
逆に、差し歯を白くしようと研磨剤入りの歯磨き粉を頻繁に使うと、歯の表面が傷つき、余計着色が酷くなってしまったり、知覚過敏の症状が出たりすることがあります。
使用頻度にはくれぐれも気をつけましょう。
変色した差し歯を白くするには?
それでは黄色く変色してしまった差し歯を白くするにはどのようにすれば良いのでしょうか?
変色した差し歯を白くする唯一の方法は、黄色くなった古い差し歯を外し、新しい差し歯にすることです。
差し歯には、保険適用内で行える硬質レジンの差し歯・保険適用外で行えるセラミックの差し歯があります。
多少費用がかかりますが、セラミックを素材とした差し歯は、白く綺麗な状態を長年保つことができます。
硬質レジンを素材とした差し歯をされている方で、最近、黄色い変色が目立ってきた・・・という方は、是非一度セラミックの差し歯を検討してみてはいかがでしょうか?
綺麗な白い歯は、毎日の生活を1ランク気持ちの良いものにしましょう!
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