歯石がたまる原因と予防!

きちんと歯磨きをしているのに歯石がついてしまう…。

そんな方が多いのではないでしょうか。

 

毎日、朝昼夜と歯磨きしているにも関わらず、付着してしまう歯石。

その原因はどんなところにあるのでしょうか。

歯石がたまる原因!

歯石とは、歯垢が固まったものです。

歯垢というと、「歯磨きで磨ききれなかった汚れが固まったもの」と想像されがちです。

しかし、実際は歯垢は、プラークという細菌から形成されます。

歯垢自体は柔らかい状態なので、歯磨きで取り除くことができれば歯石にはなりません。

歯垢は歯と歯の間や、歯茎の溝にたまりやすく、歯ブラシだけで取り除くことは困難です。

歯を磨いているのに歯石が付着してしまうのは、歯ブラシが届かないところの細菌を取り切れていないことが原因といえます。

食べ物の中でも、歯茎の溝や歯と歯の隙間に入りやすい食べ物が好きな人や、間食が多い人の口の中は常に細菌が繁殖しやすい状態になります。

 

そして、磨ききれなかった歯垢は石灰化、つまり、固くなって歯石になってしまいますが、こうなると、もう歯ブラシでは、ほぼ取り除けません。

この他、タバコを吸う人は歯石が歯につくリスクが高くなってしまいます。

これは、タバコを吸うと唾液の分泌が抑えられて清浄機能が低下し、口の中の細菌が繁殖しやすくなるためです。

歯石は唾液が分泌される時間が長い方が付着しづらくなります。

歯石の予防方法!

せっかく歯を毎日磨くなら、しっかり歯石を予防したいですよね?

歯石を予防するためには、日々歯垢をしっかりと除去することが肝心です。

歯垢予防には、タバコや間食などを控える以外に、補助的清掃用具を使うという方法があります。

これは歯間ブラシ、フロス、糸ようじなどのことをいいますが、一度使ってみると、いかに歯ブラシだけでは歯垢を取れきれていないかがわかるでしょう。

補助的清掃用具を使って歯垢を取ると、歯石を防ぐことができます。

 

歯間ブラシは、さまざまな形状や太さがあります。

フロスはワックス付きとワックスなしのタイプがあり、ワックス付きは歯と歯の間を滑りやすくなっています。

糸ようじはL字型やT字型などがあって磨き方に違いがあります。

このように、補助的清掃用具は色々なタイプのものがお店やインターネットで販売されています。

 

ちょっと手間をかけて歯をきれいに磨くだけで歯石や虫歯を防げたら歯の寿命を延ばすことができ、いつまでも自分の歯でおいしく食事をすることができます。

さらに、歯石防止を強化したい人は、歯医者さんの定期検診を受けて歯の清掃をしてもらうとよいでしょう。

 

歯石の治療方法!

一度歯石がついてしまったら、歯科知識のない人が自分で取ることはできるのでしょうか?

答えは、ほぼ”ノー”です。

歯石は歯に付着しやすい性質があって、取り除いたとしても、歯をきれいに研磨しなければ、すぐ付着してしまいます。

また、よく見えない口の中の歯石を自分で取り除くのは歯茎を傷めるなどのリスクもあります。

 

やはり、歯石は歯医者に除去専用の器具で取り除いてもらったあと、歯も磨いてもらわない限り、どんどん蓄積されていってしまうでしょう。

歯石を取り除く治療方法は超音波の機械を使ったり、スケーラーという清掃道具を使ったり、歯医者によってさまざまです。

歯石を取ると、その量によっては歯が削られたように感じますが、歯はとても固く、歯石との差がはっきりしていて、間違えて削られることは、ほぼありません。

 

歯石を取る治療を「怖い」と感じて歯医者から足が遠のく人は少なくありません。

しかし、歯石を取ってもらうと虫歯や歯周病の予防になりますし、くすみや黒ずみは研磨した時に取れることがあります。

普段、歯を磨いていても歯ブラシが届かない部分を清掃してもらうと、以前の歯の状態によっては歯茎が徐々に引き締まって健康な色になることもあります。

歯石は、歯垢が固まったものです。

つまり、歯垢さえしっかりと取り除くことができれば、歯石が歯に付着することを防ぐことができます。

歯石を予防するためには、まず、歯垢を除去することを意識しましょう。

その上で、歯の汚れが気になる方は是非一度、歯医者さんの検診を受けてみてくださいね!

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です