注意すべき猫の歯の病気!歯周病対策のための歯磨きの頻度!

日本ではここ数年猫ブームが起きています。

飼い犬の数は減ってきているのに対し、飼い猫の数が増えているという統計があるほどです。

自由気ままな猫ですが、そんな姿が飼い主にとっては癒しだったり、構いたくなったりするのです。

昨今CMなどで有名になってきた柔らかいおやつも人気で、猫が食べる姿が可愛くてついあげすぎてしまう飼い主も多いのではないでしょうか?

 

実は飼い猫の8割近くが歯周病にかかっていると言われています。

今回は、こうした猫の歯周病について調べてみました。



飼い猫の口の症状から考える!深刻な猫の病気!

口臭

猫の口の病気はどのようなものがあるのでしょうか?

猫の口臭で口の病気に気が付く場合があるでしょう。

口臭を伴う病気には歯周病や虫歯、口内炎など口だけの病気が原因に思われがちです。

しかし、口臭は全身疾患でも発生するため、注意が必要です。

 

猫の口臭が気になる場合、下記の病気の可能性があります。

 

・猫エイズウィルス感染症などの全身疾患

・慢性腸炎

・小腸性下痢症など胃腸の病気

・急性糸球体腎炎など腎臓の病気

・口腔がん

 

これらの病気の症状として、口臭があげられます。

飼い猫の口臭が気になる方は、是非一度動物病院での検診を受けてみてください。

 

歯のぐらつき

また、歯がぐらぐらして、食べ物が食べにくくなる猫の口の病気として、歯周病が挙げられます。

歯周病になると、ご飯を欲しがるのに、食べにくそうにしたり、痛みが出て食べられなかったりするのが特徴です。

食事が満足に取れないと、栄養状態が悪くなるだけでなく、体力が低下したり、免疫力が下がったりします。

早期にケアしたり、場合によっては動物病院での治療が必要となってきます



知らないと怖い!飼い猫の歯周病!

猫の歯周病の原因!

猫の歯周病ですが、柔らかめのフードを与えていると、高確率で歯周病になりやすいといわれています。

口の中の食べかすは、細菌の栄養源となり、歯垢を生成していきます。

生成された歯垢のなかに住み着いた細菌が毒素を出し、歯を支えている歯肉に炎症をもたらします。

 

この歯垢に口の中や唾液に含まれるカルシウム成分が付着することで、歯石となります。

さらに、硬くなった歯石は、歯ブラシでは非常に取れにくくなります。

 

歯石の好発部位は、“歯の裏側”や“歯と歯肉の間”、“歯と歯の間”です。

こうした歯垢を作る細菌が出す毒素には、全身に悪影響を及ぼすものもあります。

特に細菌の出す毒素が血液に乗って全身に回ると、心臓病や腎臓病などの原因となる場合もあります。

 

歯周病を放置していくと、口の中の衛生状態は悪化するばかりでなく、愛猫の体調や免疫にもかかわってきます。

そのため、一刻も早い処置を心がける必要があります。

また、愛猫の年齢が上がるとさらに歯垢や歯石の付着率は増加していく傾向にあります。

→ 参考記事:『猫好き必見!オススメの猫用歯磨き粉!

 

猫の歯周病の予防方法は?

こうした猫の歯周病を予防する一番の方法が歯磨きです。

歯ブラシをいきなり近づけても、猫は自分で歯磨きをすることはありません。

歯磨きの習慣は子猫、しかも乳描時期が一番つけやすいといわれています。

 

成猫から買い始めた場合や、歯磨きの習慣がないまま成長してしまった猫は、いきなり歯ブラシを口に入れても嫌がったり、びっくりしたりして、上手に磨くことができないケースが多くあります。

また、人間用の歯ブラシでは、毛の硬さやヘッドの大きさが猫の小さな口には適していない場合もあります。

そのため、猫用歯ブラシを動物病院やペットショップ、ネット通販などで購入することをオススメします。

 

猫の歯の磨き方!

猫の歯磨きの仕方としては、歯ブラシに好きなフードをつけ、まずは歯ブラシに慣れさせる、もしくは、ガーゼなどで口の中を拭くことから始めていきましょう。

磨く時は前歯よりも奥歯から始めていくと磨きやすいようです。

 

猫の歯を磨く際は、一度に全部を磨こうとせず、少しずつ始めていくことがポイントです。

ネットショップなどでは、様々な歯磨きグッズが販売されていますので、愛猫に合った歯ブラシや歯磨きグッズを探してみるのも良いと思います。

 

歯周病対策!猫の歯磨きの頻度は?

猫の歯磨きの頻度は、できれば1日に1回は必ず行うようにします。

理由としては、食べカスがプラークになるのがおおよそ24時間といわれているからです。

 

1日1回が難しい場合は、最低でも3日に1回は行うようにしましょう。

2~3日の間に歯垢が歯石になってしまうため、このタイミングで行うことで、歯石になることを防ぐことができるのです。



既についてしまった歯石や歯肉炎は動物病院でないと、完全に取り除くことができません。

愛猫の歯の健康状態が気になるという方は、是非一度動物病院での検診を受けてみましょう。

愛猫の健康管理の第一歩として、歯ブラシの習慣を取り入れるようにしてみてくださいね!

 

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