親知らずは10代後半から20代にかけて生えてくる一番奥の歯です。
最後に生えてくるため、ほかの歯との噛み合わせに影響が出たり、痛みを伴うこともあります。
そのため、歯医者さんで親知らずを抜く場合も多いです。
歯を抜くのですから、歯茎を切ったりすることもありますし、麻酔を打ってから抜歯します。
当然出血もあります。
「親知らずを抜いた後は食事はできるの?」
「どんなものを食べればいいの?」
ここでは、そんな疑問にお答えするため、親知らずの治療法や、治療後の痛み、食事についてご説明します。
親知らずを抜いた後にオススメの食べ物!
Contents
親知らずの治療法!
親知らずは「必ず抜かなくてはいけない」わけではありません。
・親知らずが上下できちんと噛み合っている
・トラブルが起きていない
・しっかり磨けている
このような場合は、抜歯することで逆に痛みや腫れが起きてしまうので、無理に抜く必要がないといえます。
ただし、以下の場合は抜いたほうが良いと判断されることが多いです。
・噛むことができない
・歯磨きができない・磨きにくい
・痛みを繰り返す
斜めに生えていたり、横向きに生えてしまうような親知らずや、ほかの歯まで虫歯や歯周病になる恐れがある場合には、抜歯することが多いです。
虫歯や歯周病になる危険が高ければ、親知らずは抜いたほうが良いのです。
治療後の痛みを抑える方法!
親知らずを抜いた後は痛みがあります。
麻酔による痺れも数時間残りますし、出血もあります。
まだ生え切っていない親知らずや向きが悪い親知らずを抜く場合、歯茎を切開したり、歯や骨を削る場合もあります。
親知らずを抜く処置
親知らずの抜歯は、大まかに以下のような手順で行います。
- 麻酔をかける
- 歯茎を切開する
- 歯を抜く(向きが悪い場合は分割して抜くこともあります)
- 傷口を縫合する(傷が小さい場合は縫わないこともあります)
- 縫合した場合は1週間ほど経ってから抜糸します。
歯を抜いた直後は麻酔が効いているため、感覚が戻るまでの2~3時間ほどの間、飲んだり食べたりしないようにしましょう。
治療後の痛み・・・
親知らずを抜いた直後は出血があります。
抜歯後の処置でガーゼなどで止血を行いますが、傷口がふさがるまでは再度出血することもあります。
およそ1週間で歯茎の傷は治り、歯を抜いた後の骨も徐々に回復します。
抜歯した当日は運動、入浴、飲酒は控えるようにしてください。
血管が拡張することで痛みがひどくなる恐れがあり、傷口から出血してしまうことがあります。
喫煙や、熱いもの・辛いものなどの刺激物も、抜歯後数日間は避けるようにしましょう。
また、抜歯の麻酔が切れると、痛みを感じます。
歯医者さんから痛み止めが処方されている場合は服用してください。
痛み止めの処方がない場合は、市販の痛み止めを飲んでも構いません。
始めはおかゆや煮物、プリンなどあまり噛まなくても消化しやすいものを食べるようにしてください。
術後10日程度は傷がふさがっていないため、飲酒や喫煙、刺激物は控えましょう。
抜歯後の食事!
麻酔が切れて、口の中や顔のしびれがなくなったら食事ができます。
刺激の強い食べ物や熱い飲み物は避けて、痛みが強くなければ通常通りに食事をしても大丈夫です。
痛みがある場合は、プリンや豆腐、少し冷ましたおかゆなど、状態に合わせて食べられるものを食べてください。
傷口や、縫合した場合は糸に食べ物や汚れが溜まりやすくなっています。
汚れが溜まったままにしておくと細菌が繁殖して感染症を起こすことがあるので、うがいをするか、やさしく取り除いてください。
どうしても取れない場合は、歯医者さんに行って取ってもらいましょう。
この記事を読んだ方に人気の記事!
『歯磨き粉を選ぶポイント!虫歯予防にオススメの歯磨き粉5選!』