親知らずが痛い原因!親知らずの痛みを和らげる5つ方法!

急に奥歯が痛くなったり歯茎が赤く腫れたりする場合、親知らずが原因かもしれません。

すぐに歯医者さんへ行けるならいいですが、どうしてもすぐに受診できないときには、痛みだけでもすぐになんとかしたいですよね。

 

親知らずが痛くなったら、抜く以外に対処法はないのでしょうか?

そもそも、親知らずが痛くなる原因とは何でしょうか。

まずは親知らずが痛くなる原因を知り、正しい対策を取りましょう。

親知らずが痛い原因!親知らずの痛みを和らげる5つ方法!

親知らずとは?

親知らずは一番奥に生える歯で、一般的に上下の奥に左右1本ずつ全部で4本あります。

永久歯が生えそろった後、10代の後半から20代にかけて一番最後に生えてくるので「親に知られずに生えてくる歯」といわれ、「親知らず」という名前の由来になっています。

よく親知らずは「虫歯になりやすい歯」と言われます。

 

中にはもともと生えてこない人や、4本そろって生えない人など生え方には個人差がるのですが、親知らずがほかの歯より虫歯になりにくいのは、奥に生えていて磨きにくいことが大きな原因の一つです。

さらに、一番最後に生えてくる歯なので、すでに生えそろった歯の生え方などに影響を受け、真っすぐに生えてこない場合も多いです。

斜めに生えたり横向きに生えている親知らずは磨きにくい上に、かみ合わせが悪いせいで汚れが溜まりやすくなるため、細菌による炎症を起こしやすく、虫歯になりやすいのです。

 

親知らずが痛くなる原因!

親知らずが痛むのは、虫歯になっている時と、生えかけの時が多いです。

急にジンジン奥歯が痛くなったときには、口の中を鏡などでよく見て、赤くなっていないか、腫れていないかなど、歯と歯茎の状態をよく確認してみてください。

 

生えてくるときの痛み

歯磨きなどのケアをきちんとして口の中を清潔にしていても、親知らずが生えかけのときには痛みが生じやすいです。

親知らずは生えてくるとき、歯茎を突き破って生えてきます。

親知らずが下からグイグイ押し上げて歯茎が腫れたように盛り上がり、破れるときに痛みを感じます。

生えてくる親知らずが、隣の歯や周りの神経を圧迫することで痛みを感じる場合もあります。

 

生え方や生える方向による痛み

親知らずが生えかけのときに、歯の間に隙間ができて汚れがたまりやすくなります。

斜めや横向きに生えてこようとしていると、隙間が大きくなりやすく汚れも溜まりやすくなります。

歯の隙間に汚れが溜まって歯茎を長時間圧迫したり、細菌が繁殖して歯茎が炎症を起こすと、腫れや痛みを生じます。

 

歯茎を噛んでいる痛み

親知らずが押し上げて盛り上がった歯茎は、上下の歯のかみ合わせによって歯が当たりやすくなり、盛り上がった歯茎を噛んで傷つけてしまうこともあります。

その傷に細菌が入って炎症を起こして、腫れてしまうこともあります。

腫れるとさらに噛みやすくなり、炎症が悪化して口をあけにくくなったり、喋りにくくなることもあります。

 

虫歯の痛み

親知らずはただでさえ磨きにくい奥の歯です。

きちんと生えていても磨き残しが多く虫歯になりやすいのですが、まだ生える前や生えかけの親知らずにも虫歯のリスクがあります。

親知らずが真っすぐ生えずに歯茎の下で斜めや横向きになっている場合、隣の歯を押し上げられた歯茎が圧迫して隙間ができ、そこに細菌が繁殖しやすくなります。

 

また腫れがあると歯磨きの際に痛みがあるため、歯ブラシで磨きにくく、虫歯のリスクが高まってしまうのです。

親知らずが虫歯になると隣の歯も虫歯になりやすいですし、細菌が原因で歯茎の腫れが悪化する場合もあります。

→『虫歯の症状!気づかぬうちにアナタも虫歯!?

 

歯周病(歯槽膿漏)の腫れによる痛み

25歳以降の遅い時期に親知らずが生えてきた方は特に注意してほしいのが歯周病(歯槽膿漏)です。

歯周病は、歯と歯茎の境目の「歯周ポケット」に歯周病菌が溜まって腫れや痛みを引き起こします。

親知らずが生えてくることで歯周ポケットに歯周病菌が溜まりやすくなり、炎症を起こして歯茎が腫れる場合があります。

→『歯周病予防のためのオススメの歯磨き粉!

 

親知らずが痛むときの対処法!

親知らずが痛くなったら、なるべく早く歯医者さんを受診することが一番です。

しかし、夜に急に痛み出した時や仕事の都合などですぐに行けない場合など、応急処置として痛みを和らげたいこともあるでしょう。

そういう時は、我慢しすぎずに次の方法を試してみてください。

 

痛み止めを服用する

一時的に痛みが治まって安心しても、親知らずの痛みには波があるので、またぶり返して痛くなることがあります。

強い痛みがあるのにすぐに歯医者さんへ行けない場合は、市販の痛み止めを飲んで痛みを和らげましょう。

歯医者さんで処方してくれることもあります。

 

患部を冷やす

痛い歯の頬を、外側から冷やすだけでも炎症を抑える効果があります。

氷水などで濡らしたタオルを頬から顎の下、首筋のリンパ腺を冷やしてみてください。

ただし、冷やしすぎると逆に痛みが強くなることもあるので、氷を直に当てたりすることはやめましょう。

 

やわらかいものを食べる

痛みや腫れがあると食事もしにくいですし、食欲が落ちることもあると思いますが、栄養はきちんと摂りましょう。

ゼリー状の栄養補助食品や、あまり噛まずに食べられるうどんや豆腐など、やわらかい食べ物を選ぶと、歯茎への刺激も和らぎます。

ただし栄養補助食品は、抜歯後にはあまり摂取しないようにいわれることもあります。

歯医者さんの指示に従い刺激の少ない食べ物を選びましょう。

→『親知らずを抜いた後にオススメの食べ物!

 

口の中を清潔にする

細菌の影響で親知らずの痛みが悪化することもあります。

食べかすが溜まらないように歯磨きをきちんと行いましょう。

生えかけの親知らずに押されている歯茎は傷がつきやすいので、こまめにうがいをしたり、柔らかい歯ブラシで丁寧に磨いてください。

→『歯の健康を保つためには・・・!?

 

歯医者さんへ行きましょう

応急手当だけで放置していると、知らないうちに他の歯まで痛めてしまうこともあります。

なるべく早く歯医者さんを受診し、洗浄や消毒、必要であればかみ合わせの調整などの処置をしてもらいましょう。

 

レントゲンを撮れば親知らずの生える方向もわかります。

放っておけば何度も腫れや痛みを繰り返す場合に、歯科医の判断として抜歯の提案してくれています。

親知らずを抜くべきかどうかは自分で判断できません。

歯医者さんにきちんと診てもらって、治療方法を相談しましょう!

親知らずが痛くなったら、原因をきちんと知り、痛みを和らげる対処法を試してみてください。

放っておくと炎症がひどくなって悪化してしまったり、生える方向が悪いと隣の歯まで虫歯になってしまったり、病気を引き起こすこともあります。

早めに歯医者さんに相談して痛みの原因を知り、治療してもらいましょう。

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