正しい舌の磨き方!舌ブラシの注意点と効果!

日々の生活で、「舌の汚れ」は気になりますか?

毎日、丁寧に歯磨きをしているハズなのに、何だか舌が白っぽい、お口の中が、ネバネバする。

そんな時、ありますよね?

 

歯磨きをすることは勿論大切なのですが、実は舌磨きもとっても大切です。

そこで今回は、正しい舌の磨き方をご紹介します。

 

舌に付いてる白いヤツ!”舌苔”とは?

みなさんはご自分の舌を、鏡でご覧になったことがありますか?

舌をベーっと出してみて、白っぽい、もしくは黄色っぽいものが付着していたら、それは舌苔といわれるものです。

 

舌苔はどうやってできるの?

舌苔は、ターンオーバーによって剥がれ落ちた舌の細胞に、食べかすや細菌が集まって出来たものです。

健康な人間の口臭の原因は主にこの”舌苔”が関係しています。

 

舌には小さなふさふさの突起がたくさんあり、そこへ食べかすや細菌が溜まると舌苔になります。

口中の汚れやプラークも舌苔の原因になります。

その時の体調や、持病、ストレス等によっても、舌の表面を洗い流す唾液の自浄作用の機能が落ちて、舌苔ができやすくなります。

 

舌苔はインフルエンザの遠因!?

舌苔があると、口臭の原因になるのはもちろんのこと、口内炎やウイルスに感染しやすくなります。

また、近年ではインフルエンザの遠因になっているとの報告もあります。

口中の細菌が出す、プロテアーゼという酵素が、粘膜を破壊するためにそこからウィルスが侵入しやすくなるためです。 

→参考記事:『舌の汚れと口臭の関係!

 

舌の磨き方のポイント!

舌苔があると、お口の疾患の原因になるのはわかりましたね。

では、どのようにして付着した舌苔を取り除けば良いでのしょうか?

 

みなさんの中には、歯磨きの時に、歯ブラシで一緒に舌も磨いていらっしゃる方もおられると思います。

実はこの方法は、むやみに舌を傷つけることが多く、あまりオススメできません。

舌の表面はとても柔らかく敏感です。

一般の歯ブラシで強くこすってしまうと、味覚を感じる器官である味蕾に傷が付き、舌の機能が低下してしまう恐れがあります。

 

舌をいたわりながら、優しく汚れだけを落としたいものですよね。

それでは、そんな正しい舌の磨き方のポイントをご紹介します。

 

 専用の舌ブラシを使用する!

歯ブラシで磨く時よりも、舌専用に考えて作られた舌ブラシやへらを使用した方が、舌を傷つけることがなく、また、舌苔も取り除きやすくなります。

舌ブラシを使う際は、優しく、奥から手前に向かって、撫でるように磨きましょう。

奥から前へ撫でれば、かき取った舌苔をのどの奥へ押し込んでしまうこともありません。

→参考記事:『生活が変わる!オススメの舌ブラシ 4選!

 

舌磨きは朝に行う!

寝ている間は、人間の口は閉じています。

つまり、睡眠中は、唾液の分泌が減少して、舌苔が多く付着しがちになります。

誰しも、朝に起床した時の口臭が気になることからも、納得できますね。

 

舌のお掃除は朝の歯磨きのついでに行いましょう。

1日に何度もこすると、デリケートな舌の表面を傷つけてしまいます。

舌磨きは朝に一度で充分です。

 

鏡を見ながら行う!

舌磨きを行うときは、鏡を見ながら行いましょう。

まず、鏡でご自分の舌をよく観察します。

そして、白い舌苔が付着している部分だけをこするようにします。

ピンクの部分はこする必要はありません。

 

また、舌の色が異常に赤かったり、赤黒かったりする方は、別な疾患がある可能性があります。

一度病院で診てもらったほうがいいでしょう。

→参考記事:『知らないと怖い!舌の病気の原因・予防・治療方法!

 

少しずつ、ゆっくりと・・・

早くキレイにしたいからと、一度にゴシゴシこするのは考えモノです。

長い時間をかけて出来た舌苔を、一度で全部取ろうとしないで下さい。

 

毎日少しずつクリーニングすれば、次第にキレイになっていきます。

あまりにしつこく舌苔が残るのは、取り方が悪いわけではなく、全身の疾患やストレスに起因するものかもしれません。

舌診断のできる歯科医や漢方医などに診てもらいましょう。

 

気を付けたい!舌磨きの際の注意点!

舌を磨く際の注意点です。

舌の清潔さだけでなく、舌の健康を守るためにも気を付けたいポイントがあります。

 

力を入れない!

舌を磨くときは、絶対に力を入れないで下さい。

力んで汚れを全部落とそうとゴシゴシこすると、舌の表面に細かい傷が付きます。

さらにこの傷に細菌が入り込むことにより、余計に口臭が強まってしまう、ということも考えられます。

舌に圧力を感じるまでこするのは、こすりすぎです。

表面をなでる程度にとどめましょう。

 

舌を濡らす!

舌が乾いた状態でこすりますと、余計な刺激を舌に与えます。

また、乾いている状態より、水を十分に含ませた状態の方が、汚れも落ちやすくなります。

舌を磨く時は、うがいして口中を潤った状態にしておきましょう。

唾液分泌促進のため、キシリトールガムを噛むのもオススメです。

 

もし、吐き気を感じたら・・・

体質によっては、舌にモノがあたると、吐き気を催す方もいます。

特に、妊娠されている方、つわりのある方はその傾向が強くあります。

→参考記事:『【症状別】妊娠中の正しい口内ケア方法!

 

吐き気を感じた時は、無理して舌磨きを行わないで下さい。

また、舌ブラシを使う他、ガーゼを使って指で磨く、という方法もあります。

ガーゼは舌にも刺激が少なく、オススメです。

 

正しい舌の磨き方による効果!

笑顔が素敵になる!

舌の清掃を効果的に行い、舌のピンク色がキレイに蘇れば、なにより笑った時や話す時など、見た目も美しくなります。

また、口臭も気にならなくなって、今よりももっと、自信を持って人と接することができるようになります。

 

病気を予防する!

口内炎などのお口の病気やインフルエンザ予防の観点からも、歯だけでなく、舌を磨いてキレイにしておくことは、有効であるといえます。

免疫力アップのためにも、積極的に舌のクリーニングを行いましょう。

 

 

正しく舌ブラシを行い、身体の調子を整えましょう!

万が一、舌に違和感を感じる場合は、一度病院で診察を受けたみてくださいね!

 

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