夏になると、冷たい飲み物やアイスなどを食べる機会が多くなります。
そんな時、「キ〜ン!」と冷たいものが歯にしみた経験はないでしょうか。
今回は、冷たいものが歯にしみるメガニズムと、歯にしみないようにするための予防方法をご紹介します。
キ〜ン! 冷たいものが歯にしみる原因と予防!
Contents
冷たいものが歯にしみる症状!
冷たいものを食べると、頭がキーンと痛くなることがあります。
それと少し似た症状として、冷たいものを口に含むと歯にズキズキとしみるような痛みを感じます。
決して強い刺激ではないのですが、鈍痛として確実に人間にとって不快な痛みになります。
実は、この症状は冷たいものを食べた時のみならず、熱い食べ物や飲み物を摂取した時、また甘いものを摂取したときにも起きることがあります。
他にも、歯を治療した直後に冷たいものがしみるという限定的なケースも見られます。
冷たいものが歯にしみる原因とは?
知覚過敏
冷たいものを摂取した際にしみる主な原因として、知覚過敏であるケースが多くあります。
知覚過敏は、年齢などにより徐々に歯茎が下がり、本来歯茎の中に隠れている歯の根元が露出した状態となることです。
歯の根元には神経があり、その神経が冷たいものなどによって刺激を受けると、過敏に反応してしまいます。
これこそが冷たいものを食べた時に、歯が「キ〜ン!」と痛む原因です。
このように知覚過敏になると、歯の神経が刺激を過度に感じ、歯茎の奥底からこみ上げるような鈍痛となります。
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虫歯
知覚過敏以外で歯がしみるケースとして、虫歯があります。
虫歯には進行状況に応じて5段階のステージに分けられます。
虫歯の進行度が3レベルの状態(ステージC2)まで進むと、冷たいものがしみる症状が出ます。
歯周病
他にも、歯周病により冷たいものに敏感になり、しみるというケースがあります。
冷たいものが歯にしみる原因は様々ありますが、痛みが続くようでしたら、一度医師の検診を受けてみましょう。
歯にしみないようにする!予防方法!
冷たいもので歯がしみ流るのを予防する方法としては、「丁寧な歯磨き」が挙げられます。。
歯磨きの効果は、単純に歯の汚れを除去するだけでなく、口の中の細菌を除去できます。
口内を綺麗に保つことで虫歯や歯周病を予防することができます。
重要なポイントは「丁寧に」歯磨きを行うことです。
強くブラッシングを行うと、歯茎を傷つけてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
また、他にも「食べ物をよく噛んで食べる」ことも、冷たいものがしみるのを防ぐ予防となります。
「噛む」という行為は唾液の分泌を促進して、消化を助ける効果があります。
また、唾液には再石灰化を促進する成分も含まれているので、歯のコンディションを維持する効果があります。
歯を健康に保つことが、“しみる”のを防ぐ一番の近道といえるでしょう。
冷たいものが歯にしみる時の治療方法は?
歯が冷たいものでしみるようになった場合は、まずは歯医者さんでの検診を受けることをおすすめします。
「冷たいものが歯がしみる」といっても、様々な要因が考えられます。
自己判断により間違ったアプローチで治療すると、本来治療すべきポイントから外れ、悪化してしまう恐れがあります。
虫歯が原因である場合、C2の状態まで進行している可能性があります。
その場合、研削により虫歯で侵された部分を削り取り、詰め物をして治療することになります。
また、知覚過敏によるものであれば、軽度な症状の場合は、知覚過敏専用の歯磨き粉によりブラッシングを継続的に行えば改善されるケースがあります。
重度となると、歯医者さんの治療を受けなければなりません。
以前は神経の治療は大掛かりに行われていましたが、今ではレーザー治療による治療が主流となっています。
いずれにせよ、冷たいものが歯にしみる症状が続く場合には、一度医師の検診を受けてみてくださいね!
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