鏡で歯を見て、前より歯茎が下がって歯が長く見える、と感じたことはないですか?
歳を取ると、誰でも少なからず老化によって歯茎が下がる、歯茎が痩せるという症状が出てきます。
しかし、老化に限らず、歯の磨き方などが原因の場合もあります。
歯茎が痩せる原因!歯茎が痩せるとどうなるの?
Contents
歯茎が痩せるとどうなる?
・前より歯が長くなった
・歯の隙間が大きくなった
・歯の間の歯茎が丸くなった
・歯の間にものがはさまりやすくなった
・歯茎が痩せてきた
という症状がある方は要注意です。
歯茎が痩せて下がってきた状態を放置すると、歯の根元の象牙質が露出して冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」という症状が生じます。
さらに、歯の根元が弱って、最悪の場合ポロっと歯が抜けてしまうことがあります。
歯茎が痩せて下がってきても、痛みを感じないことも多いため、そのまま放っておいてしまうこともよくあります。
ですが、悪化してから治療すると時間も治療費もかかりますから、気になったら早めに歯医者さんで診てもらいましょう。
→『【知覚過敏】で冷たいものがシミる方に!オススメの歯磨き粉!』
歯茎が痩せる原因!
健康な歯茎はピンク色で、歯を固定するためにしっかり根元を支えています。
歯と歯の間は三角にとがっていて、キュッと引き締まった状態です。
歯茎は一度痩せて下がってしまうと元通りにはなかなか戻りません。
原因を知り、当てはまる方は歯医者さんを受診するか、早めにセルフケアを見直しましょう。
歯磨きが強すぎる!
歯茎が痩せる一番大きな原因は、普段の歯磨きの力が強すぎることです。
固い毛の歯ブラシでゴシゴシ磨きすぎると、歯も歯茎も傷つきます。
歯茎が傷つくと弾力が失われ、固くなって萎縮していきます。
日常的に強い歯磨きを繰り返していると、傷ついた歯茎は修復できずに痩せて下がってしまいます。
強いブラッシングは歯にも歯茎にも良くないので、優しく丁寧に磨くように心がけましょう。
加齢や老化!
歳をとると歯茎が痩せます。
加齢による歯茎下がりは防ぐことが難しいですが、普段のケアや正しい歯磨きをしっかり行うことで進行を遅らせることができます。
セルフケアをしっかり継続して、鏡でこまめに状態を確認しましょう。
歯並び!
噛み合わせが良くない歯並びは、歯茎に負担がかかります。
八重歯などの外にはみ出して生えている歯は、歯茎が痩せやすくなり、知覚過敏も起きやすいです。
また、噛み合わせが悪く斜めに噛む力が加わると、顎の骨が押されて減ってしまい、歯茎も下がりやすいです。
歯並びが悪い場合、歯ぎしりも起こりやすいのですが、この歯ぎしりもまた歯と歯茎に大きな負担をかけてしまいます。
歯列矯正やマウスピースなどを歯医者さんで相談し、歯茎の負担を減らしましょう。
→『歯並びが悪いのは遺伝ではない!?不正咬合の真の原因と予防法!』
歯周病
歯周病によって歯を支えている骨が下がれば、歯茎も下がります。
部分的に下がった歯茎を元通り資するためには骨を再生しなければならず、手術などの外科的な治療では修復できません。
骨が減るまで歯周病が進行してしまう前に予防をして、進行を食い止めましょう。
歯周病は歯茎が痩せて下がる大きな原因の一つです。
歯周病の予防も正しい歯磨きが大前提です。
歯茎が痩せて下がると虫歯のリスクも高くなります。
歯が抜けてしまったり折れてしまったりする前に、歯茎下がりが気になったら歯医者さんを受診して、原因と対策をきちんと把握しましょう。
歯茎が痩せて下がってくると、口臭の原因になったり歯が抜けてしまったり、トラブルが大きくなってしまいます。
そうなる前にきちんと原因を特定し、自分に合った対処法を実践しましょう。
歯茎が一度痩せてしまうと、元に戻すのはとても大変です。
正しいセルフケアでしっかり予防しましょう。
また自覚症状がある場合は、早めに歯医者さんで診てもらい、ケアの方法を教えてもらいましょう。
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